おやつを食べよう!
乳幼児にとって、おやつはたいへん重要な役割を果たしています。朝、昼、夕の3度の食事では栄養は不十分です。足らない栄養素を補うだけではなく、子どもに食べる楽しみを経験させるためにも、いろいろと工夫を凝らしたおやつを取り入れると良いでしょう。
おやつと子ども
多くの子どもは、おやつを楽しみにしていることでしょう。子ども、とくに乳幼児にとっては、3度の食事だけでは栄養は不足しています。そこで、おやつを食べることによって、不足している栄養素を補うようにします。そういう意味で、おやつは食事の一部と考え、栄養バランスを考えたメニューが好ましいのです。また、おやつは栄養のためばかりではなく、子どもに楽しみを与え、情緒の安定にも役立ちます。おやつを楽しく食べることによって、形、色、大きさ、固さなどを学び、手や口の動きを連動させる良い練習にもなり、家族と食べることによってコミュニケーションをとることもでき、子どもの成長には欠かせないのがおやつなのです。
おやつの栄養学
おやつにはお菓子、ケーキやクッキー、菓子パン、ホットケーキなどにジュース、あるいは最近ではイオン飲料を添えることも多いのではないでしょうか。確かにお腹はいっぱいになるでしょう。でも、ちょっと待って!これでは、前述の栄養補給の意味をなさなくなってしまいます。過剰な糖分や脂質の摂取によって、肥満の一因となってしまいます。できれば、おやつには食事では摂りにくい食品を取り入れるとよいでしょう。おやつは栄養補給という大切な役割を担っています。不足しがちなカルシウムを補給するために、乳製品を積極的に利用しましょう。おやつに添える飲み物を牛乳にしたり、ヨーグルトだけでも十分です。ここで注意しなければいけないのが、牛乳が体に良いからといって過剰摂取させることにより、肥満につながってしまう傾向があるということです。牛乳はコップ1杯で100kcalあるのです。よって、水分補給のたびに牛乳ばかりを与えるのではなく、水やお茶に替えるなどして、エネルギー量を調整するように心がけましょう。くだもの類の自然な甘みは子ども達も大好きでしょう。ビタミンCやB1、B2も多く含まれ、ミネラルとしては、カリウムが多く、リンやカルシウムも含まれます。みかんに含まれるベータ・カロチンは免疫機能を高める効果があり、食物繊維は便秘を防ぎ、コレステロールの調整に役立ちます。くだもの類はそのままでも美味しくいただけますが、フルーツポンチやゼリーなども大喜びすること間違いなし!また、野菜類も取り入れたいものです。さつまいもやかぼちゃなどはその甘みを生かすことができますし、ほうれん草やにんじんなどが苦手で食事では食べられないというお子さんには、ケーキやクッキーに焼きこむことによって、美味しく食べられるでしょう。水分補給時には、くだものや野菜を利用した生ジュースを手作りするのもよいでしょう。ただし、糖分の摂りすぎには要注意です!
おやつの与え方
‘食事を食べなくなるから、おやつは与えない’というお母さんが意外と多いそうです。これは大きな間違いで、与え方がよくないのです。乳幼児の胃はまだ小さく、一度に多くを食べることはできません。1日3回の食事だけでは栄養が不足してしまいます。これを補うのがおやつ。保育園などでは、1〜2歳の子どもには、1日に1、2回のおやつを与えているところが多いようです。おやつは、1日の摂取エネルギーの約10〜20%を目安として与えるのが理想とされています。1〜2歳の場合、おやつを軽食と考え、1日の食事をトータル100%とした場合、朝食20%、午前のおやつ15%、昼食20%、午後のおやつ15%、夕食30%というバランスが良いといわれています。3歳を過ぎたら、午前のおやつはやめ、1日3食プラス午後のおやつとします。エネルギー量としては、1〜2歳児の10時のおやつで60kcal、3時のおやつで170kcal、3〜5歳児は3時のおやつだけで約150kcalと考えられています。おやつを与える時間は、次の食事まで3時間くらい余裕のある時間がよいでしょう。各家庭で生活リズムが異なるとは思いますが、だいたい午後2〜3時の間になることが多いでしょう。次の食事に影響を与えないような時間を決めて、規則正しい生活を送るように心がけることが大切です。
おやつに適した食品
子どもに与えるおやつは、大人の嗜好品とは意味合いが違います。栄養補給の観点から考えた食品を取り入れるように心がけましょう。穀類・いも類(もち、だんご、せんべい、焼いも、ふかしいもなど)、乳製品・卵類(牛乳、ヨーグルト。チーズ、アイスクリームなど)、野菜・くだもの類(みかん、りんご、バナナ、すいか、とうもろこしなど)、豆類(いり豆、きな粉など)のほかにもゆで栗や板こんぶなども適しています。
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